1500年経っても錆びない鉄柱
今回取り上げるのは「錆びない鉄柱」です。
場所は、インド・デリー。
直径は約44cm、高さは約7m、地下に埋もれている部分は約2m、重さは約10トン。
鉄柱表面に書かれていることから、この鉄柱は西暦415年、紀元前のマウリヤ朝に実在した
「アショーカ王」を讃え、平和を願う目的で1500年前に制作されたということがわかって
います。
その後、デリーに移されたものらしいです。
なんで錆びないの?
「錆びない鉄柱」は、この地方で産する鉄は不純物としてリンを大量に含んでおり、
製造過程で鉄柱を叩くことにより、錆びにくいリン酸鉄となって表面を覆っているので
さびないという説が有力らしいんです。
ちなみに、インドでは18世紀頃まで「ダマスカス鋼」という特殊な鉄が作られていました。
これらはナイフや剣などに使われており、「錆びにくい鉄」として知られています。
デリーの鉄柱もインドにあることから、このダマスカス鋼が
材料になっているという仮説も立っているんですね。
このダマスカス鋼の製造技術は19世紀を境に衰え、
現在では世界中の科学者が再実験を行っています。
世界中の人を魅了するインド
インドには様々な世界遺産があり世界中の人々を魅了してやみません。
今回紹介した鉄柱もその1つです。
なくなってしまったが高度な技術を持っていたインド人が
現在はどのような生活をしているのか、いつかインドに行ってみたい!!
私もこの鉄柱を自分の目でみてみたいと思います!