アンティキティラ島の機械を知っていますか??
オーパーツ好きな人なら一度はその画像やフレーズを見たことがあると思います。
なぜそれがオーパーツなのか?
いつ発見され、どんな目的で、誰が作ったのか。
今日はそういったことを調べていきたいと思います。
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アンティキティラ島とはどこなのか?
聞きなれない島の名前ですが、この島はギリシャ・アテネの近くにある小さな島です。
ではなぜこの機械がアンティキティラ島の機械と呼ばれているのか?
1901年にアンティキティラの沈没船から回収されたからなんです。
しかし回収された当時、その機械の複雑さや重要性に気がつく人はいませんでした。
またこの機械は紀元前150年〜100年に制作されたと考えられていますが、
同等レベルの機械が作られたのは1000年後でした。
まさに「場違いな工芸品」=”オーパーツ”ですね!!!
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アンティキティラ島の機械は何を目的で作られた??
名前からはわかりませんが、実は最古の科学計算機と言われています。
その機械の作りは完璧で、
多くの歯車から最古のアナログコンピューターとも呼ばれています。
この機械の側面に付けられているクランクを回すと様々な機能を使うことが出来るのです。
日食や月食が起こる時期・時間を予測出来ます。
外側に付いているリングはソティス周期に基づき365日のエジプト式のカレンダー
もしくはソティス年を表し、
内側にある目盛りはギリシャの黄道十二星座の記号が刻まれています。
つまりこのアンティキティラ島の機械は、
天体の正確な運行を示す天球儀だったのです。
そんな中2006年11月30日学術雑誌”ネイチャー”は
アンティキティラ島の機械の復元模型を完成させたと発表しました。
X線で高度分解をすることで判読可能な文字は倍増し、以前の解釈は訂正され、
機械は紀元前100年に作られたとされました。
機械に刻まれた文字は天文学、機械学、地理学に分かれた
説明文が載っていることも分かりました。
しかしまだ解明不可能な歯車もあり、現代の技術を持ってもこの機械の機能
全てを解明することが出来ないのです。
驚異のテクノロジーがはるか遠い過去にあったと思うと、ワクワクしてきますね。
さらなる解明が待ち遠しいです!
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