1991年にイタリア北部の氷河で発見された
冷凍ミイラ「アイスマン」をご存知だろうか?
当初、このアイスマンは遭難者の遺体と考えられていた。
しかし入念に調べ上げられた結果、なんと約5300年前に
死亡したミイラだったのである!
今回はそんなアイスマンについてわかってきたことを調べていきたいと思います!
アイスマンについてわかってきたこと
まず最初にこのアイスマンは、両脚に皮製の靴を履いており、
銅製の斧を持っていたということから近代の遭難者ではないことを示していたそうです。
さらにレントゲンやスキャンをした結果、
- 35〜40歳
- 男性
- 160㎝
- 体重は50キロ前後
- 虫歯がない
- 入れ墨が背骨のしたのあたり、左膝の裏にあった
- 下唇は現代人よりも少し出ていた。
- おでこは広く鼻は高い
- 右耳たぶにはイヤリングがあった
ということがわかっいるようです。
すごいですね!現代の技術で5300年前に亡くなった方の
こんな詳細がわかるなんて・・・。
また、彼が持っていた携行品は精密に作られていて
それもまた科学者たちを驚かせてたそうです。
- 銅製の斧
- 毛皮性の矢筒と12本の矢
- 石製の短剣
- 山羊革製のリュック
- 鹿の皮をつなぎ合わせて作ったコート
- 毛皮の帽子
- 革製の靴
- 六種類の発火道具
5300年も前にこういった技術があったのもびっくりです。
アイスマンがピロリ菌を持っていた?!
ボルツァーノ欧州アカデミーの研究でわかったのは、
アイスマンがピロリ菌に感染していたということです。
ピロリ菌とは慢性胃炎や胃潰瘍になる主な原因なんだそうです。
胃の粘液が減っていき、毒素で胃壁が傷ついたりしてしまうんですね。
もちろん、ピロリ菌を除去すれば胃の病気になる確率が大幅に下がるみたいです。
そんな菌をアイスマンが持っていました。
さらに胃の粘膜などを調べたところ、炎症に関連するたんぱく質も見つかったそうです。
胃の粘膜って・・・5300年も前の人間の胃の粘膜を調べられる現代の技術。
アイスマンにもびっくりですが、私はそっちの方も同じくらいびっくりです!!!(笑)